リンクは聞く量でも身に付きますが、理屈が飲めていると上達は速い

リンクリンクと言っても、前の単語の語尾の子音と次の単語の先頭の母音が繫がる・・・ と英語が聞きづらいのはそればかりではありません。 アクセントの無い部分は意外なくらいいい加減に発音されている事を知らなければ いけません。


T-> D-> L
某番組で「Water」の発音を「ウォーダー」と発音した先生に対し、レポーターが 「ウォーター」じゃなくてなんで「ウォーダー」なんですか?と世にもナイスな質問をしました。 しかしその先生は「『ウォーター』って発音するのはダサいんです」といとも簡単に回答。
なんやそれ~!!!
そのダサい発音になる単語を全部経験で覚えさせようってんでしょうか?あの先生は。 まぁ説明してたら時間が掛かるからなのか、知らないからなのか知りませんが、「T」は アクセントが来ないと舌から力が抜けて「D」の発音になります。実際、「た、た、た・・」 と段々舌から力を抜くと「たただだだららら・・」となっていくと思います。そして賢明な 方はお気づきかも知れませんが、さらに早口でリラックスして喋ると「ウォーター」は 「ウォーダー」、さらには「ウォーラー」になっていくのです。
 これは1語に限りません。「That is」は「ザットイズ」とは言ってもらえません。 「ト」にはアクセントはなく、さらに次の「is」とつながり、「ザディズ」とか「ザリズ」に 変わっていきます。この「ザリズ」と言う発音に何の説明も無かったせいで僕はNHK英会話に レッスン1で挫折した経験があるのです。(今はずいぶん改良されてると言う噂です)  これに慣れるのは、上記を理解した上で喋り真似る事です。そのうち慣れます。絶対慣れます。
nとng
「n」が次の母音と繫がるのに慣れないと言う人がいます。先生によっては、「『an apple』を 高速で言うと自然にアンナップルになる!」とかほざく人も居ます。海外で育ったらそうなりますが、 日本育ちの人はなりません。何故なら日本語の「ん」は「ng」にむしろ近いからなのです。
Nativeさんが「I'm a champion!!」と発音すると、「アイムはチャンピオン…ヌ」と最後に 「ヌ」の発音が聞こえる事があります。これは、英語の「n」はノドで発音するのではなく、 舌で発音している証明に他なりません。オーバーに言えば「チャンピオン」の発音は 「チャンピオヌ」なのです。This is an apple.は「ディスイズアヌアップル」なので、 これなら速く発音すれば「ディスイズアナッポー」になる理由も判る気しますよね? どうやって慣れるかですか?これも真似するのが一番です。(^-^)
語尾
リスニングとしての語尾の意識は簡単です。要は「最後の1文字を発音してくれる事を 期待するな」と言う事です。
真面目な人ほど「and」の「アン(ド)」の「ド」を期待し過ぎて、「えっ?違う単語?」とか、 キリが無い事を考えます。何故なら僕が昔そうでしたので。
そして、自分が発音する時は最後の一文字をシッカリ発音してあげたくなります。 でも、これを意識するとリスニングの伸びが止まります。「語尾は聞こえないもの」として 他の事で頑張りましょう。
RとL
聞き取れなくていいです。多少聞き分けれるようになるかも知れませんが、 大して役に立つ事はありません。別の事に時間を割きましょう。 (筆者は馬鹿な努力したな・・・と思ってます)

以上を意識して英語を聞きましょう。「音」を聞き取れるようになるまで

以上は「音を聞き取る」と言う意味でのリスニングのコツを大まかに述べました。 知ってると知らないとでは能率に大きな差が出来るようになるはずです。 まだまだスクリプトは手放してはいけません。また、スクリプトの無い教材で 練習するのはまだ早過ぎます。焦らず音を聞き取る練習をしましょう。


このページ対象者レベルでお勧め出来そうな教材
今長い文章を聞くのは未だ意味が薄いです。(-_-;)8割理解出来る教材を選ぶのが どのレベルにおいても上達の近道です。 単語力もまだまだ足り無いと思われるので、下レベルの推薦教材と同じですが、 英検の単語学習書、「PASS英単熟語」の単語利用例文を付属CDでスクリプトを読みながらテープを聴きましょう。 単語が簡単過ぎと思ったら学習書自体のレベルを上げましょう。一緒に読んで口で発音と英語のリズムに慣れるのが良いと思います。 そろそろ単語と単語の切れ目を認識する力が身に付いて来るのでは無いかと思います。 同時に、「英語の順序を組み直さないで文を理解するコツ」を習得していきましょう。 英語の超基本語順は「誰が・何する・何を・(どのように)・どこで・いつ」です。 「これが身に付く事」イコール「順序を入れ替えずに聞ける」力になっていきます。
逆に、中級くらいの人はもうちょっと長い文に追いつく理解力が必要なので、文が短いという点でお勧めしていません。 あくまで、「リスニングはまだまだ全然駄目!」と言う人用(^-^)。

UPDATE:単語教材だと思ってすっかり忘れてました。 クロスワードなど英語のパズルが満載!【アメリカの小学生 単語ゲーム】CD付 と言うのがあります。「目に見える具体的なものを英語で表現出来る」のが日常英会話だと管理者は位置づけていますが、 その意味でこの教材はそのレベルの単語を身に付けながらリスニングに慣れると言う意味でいい教材だと思います。 このサイト、覗くと教材の視聴が出来るので、向いてるか向いてないか確認する事も出来るので安心です。